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講義名 保育教材研究Ⅲ
(副題) 保育教材研究Ⅲ
開講責任部署 人間科学部こども学科
講義開講時期 前期 講義区分 週間授業
基準単位数 2 時間 0.00
代表曜日 水曜日 代表時限 1時限
校地 本校地
学部 人間科学部こども学科
配当年次 2年次
講義日 水/1
単位数 2単位

担当教員
職種氏名所属
専任教員◎ 連 桃季恵金沢星稜大学人間科学部

授業意図  子どもは遊びの中で、さまざまなモノやコトに出会います。出会ったモノを用いて自然と音遊びを始めたり、出会ったコトに応じて即興的に口ずさんでいるこどもの姿をよく見かけます。同時に保育者による表情豊かな手遊びなどの児童文化財の提示は、子どもの感情を刺激し新たな表現を引きだす可能性を持っています。本授業では、子どもの遊びを豊かに展開するために必要な、主に身体表現・音楽表現に関する知識や技術を習得し、教材等の活用及び作成と具体的展開のための技術を習得します。
科目の具体目標 ・声による即興演奏方法を身につける。
・生活の中に存在する音への理解を深める。
・子どもの発達を捉えながら教材を作成する。
・教材の様々な活用方法を考察する。
・教材の表現方法を工夫する。
授業計画表
担当教員/予習・復習テーマ目標・教科書
第1回【復習】小レポート幼児の遊びや生活における表現①【目標】幼児の表現の生成過程を知る。また様々な音や音楽に応じた身体表現を体験する。
第2回【復習】小レポート幼児の遊びや生活における表現②【目標】幼児の表現に対する保育者の姿勢について理解する。また様々な音や音楽に応じた身体表現を体験する。
第3回【予習】わらべうたを探してくるわらべうた① 0・1・2歳児【目標】0・1・2歳児を対象とするわらべうたの種類や用い方について知る。
第4回【復習】わらべうたの音階に慣れるわらべうた② 3・4・5歳児【目標】3・4・5歳児を対象とするわらべうたの種類や用い方について知る。
第5回【復習】わらべうたを作曲するわらべうた③ オリジナル曲をつくる【目標】民謡音階(五音音階)の音の並びを理解し、声やピアノなどによる即興演奏を体験する。
第6回【予習】遊びうたを探してくる遊びうた① 手や指を動かして歌う曲【目標】幼児の発達に応じた手や指を動かしながら歌う曲を体験的に知る。
第7回【予習】遊びうたを探してくる遊びうた② 全身を動かして歌う曲【目標】幼児の発達に応じた全身を動かしながら歌う曲を体験的に知る。
第8回【復習】小レポート音に耳を澄ませる① サウンドスケープ【目標】自然や生活の中にある音を探し、視覚的に示す。
第9回【復習】手作り楽器を仕上げる音に耳を澄ませる② 手作り楽器【目標】一つの廃材から様々な手作り楽器を作り、器楽アンサンブルをする。
第10回【復習】手作り楽器を仕上げる音に耳を澄ませる③ レインスティック【目標】身近なモノで手作り楽器を効果的につくる。
第11回【復習】小レポートリズムアンサンブル① 言葉を用いて【目標】言葉を用いたボディーパーカッション等を体験する。
第12回【復習】小レポートリズムアンサンブル② 新聞紙を用いて【目標】新聞紙の特徴を生かし、グループでリズムアンサンブルを創作する。
第13回【復習】小レポートリズムアンサンブル③ 様々な楽器を用いて【目標】楽器の使用方法を知り、グループごとにリズムアンサンブルを創作する。
第14回【予習】文化財を選択しておく遊びうたに関連する文化財の創作と表現①【目標】遊びうた(童謡も含む)を一曲選び、それに関連する文化財を製作する。
第15回【予習】文化財を仕上げる遊びうたに関連する文化財の創作と表現②【目標】遊びうた(童謡も含む)に関連する自作の文化財を用いて表現する。
成績評価1(方法・割合・留意事項) ・小レポート 30%
成績評価2(方法・割合・留意事項) ・作品提出 20%
成績評価3(方法・割合・留意事項) ・講義内発表 30%
成績評価4(方法・割合・留意事項) ・課題レポート 20%
成績評価のフィードバック ・小レポートは添削し返却します
・講義内発表や作品に関しては発表後に講評します
教科書・参考書 【参考書】
厚生労働省『保育所保育指針』
文部科学省『幼稚園教育要領』
内閣府・厚生労働省・文部科学省『幼保連携型認定こども園教育・保育要領』
事前事後学修の内容 ・毎回の授業後において小レポートを作成し提出する
・わらべ歌の作詞作曲や児童文化財の制作等を行う
アクティブ・ラーニングの要素 ・グループワーク
実務経験の内容 保育現場における子どもたちとの音楽表現活動に携わっている。この実務経験を活かし、子どもの実際の様子や具体的な指導法を示すことにより、音・音楽を用いた表現活動の実践に関する理解を深める授業を行う。
メールアドレス mtokie@seiryo-u.ac.jp