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講義名 国語表現法
(副題)
開講責任部署 人間科学部こども学科
講義開講時期 前期 講義区分 週間授業【対面】
基準単位数 2 時間 30.00
代表曜日 水曜日 代表時限 3時限
校地 本校地
学部 人間科学部こども学科
配当年次 1年次
講義日 水/3
単位数 2単位

担当教員
職種氏名所属
専任教員◎ 山田 範子金沢星稜大学女子短期大学部

授業意図  国語の文字表現と音声表現に関する基礎的な理解を深め、実践力を身に付けることを目的とする。担当者は、中学校・高等学校国語科教員の経験とNHKニュースキャスターの経験を有することから、将来、履修者が小学校教員となったときに実際に活用できる表現力を育てる。
 児童に指導するためには、まず自らの表現力を高める必要がある。そこで、文字表現では、文法や主述関係など基礎的事項を確認し、一つの文を適切に書く。そして、レポートや論文など学術的な文章を書くために必要なアカデミック・ライティングを理解し、自分の力で論理的な文章を作成する力を身につける。音声表現では、国語科教科書教材の朗読やニュース原稿を読むことを通して、発声・発音の基礎を身に付ける。このような自分自身の表現力を指導に活かすため、いかに教材研究するか考える。
 将来、国語科における「書くこと」および「話すこと・聞くこと」の指導を自信を持って行えるよう支援する。
科目の具体目標 ・国語をより正しく理解し、豊かに表現するための具体的な知識を身に付ける
・文字言語表現において、言葉の単位(単語、文、段落など)を意識しながら論理的な文章を作成することができる。
・音声言語表現において、他者の言葉をよく聞きながら、自分の言葉を伝えるための表現の工夫をすることができる。

関連するディプロマ・ポリシー
〔汎用的技能〕
・広く豊かな発想力によってアイデアを生み、グローカルな視点で物事を理解し論点を整理して、適切に表現できる技能を有している。
履修条件 ☆カリキュラムマップ A:こども文化 初級 ⑧
○国語表現の理論(テキスト)と実践(ワークやレッスン)を車の両輪のごとく進める意欲があること。
毎日ニュース報道を視聴し、新聞記事を読む習慣を持つこと。
授業計画表
担当教員/予習・復習テーマ目標・教科書教室
第1回山田 範子
予習:テキストを読む
復習:練習問題を解く
オリエンテーション【目標】科目の特徴を理解する。対面授業
第2回山田 範子
予習:テキストを読む
復習:練習問題を解く
音声言語表現の基本【目標】効果的な話し方、聞き方について考える。対面授業
第3回山田 範子
予習:テキストを読む
復習:練習問題を解く
文字言語表現①【目標】話し言葉と書き言葉の違いを理解する。対面授業
第4回山田 範子
予習:テキストを読む
復習:練習問題を解く
文字言語表現②【目標】基本的な文法、敬語を理解する。主述の対応を考える。対面授業
第5回山田 範子
予習:テキストを読む
復習:練習問題を解く
文字言語表現③【目標】抽象度を調節して書く方法を理解する。対面授業
第6回山田 範子
予習:テキストを読む
復習:練習問題を解く
文字言語表現④【目標】抽象度を調節して書く方法を理解する。対面授業
第7回山田 範子
予習:テキストを読む
復習:練習問題を解く
文字言語表現⑤【目標】アカデミック・ライティングの要点を確認する。オンデマンド型授業
第8回山田 範子
予習:テキストを読む
復習:練習問題を解く
文字言語表現⑥【目標】論理のつながりを意識した文章を書く。対面授業
第9回山田 範子
予習:テキストを読む
復習:練習問題を解く
文字言語表現⑦
外部講師による講義
【目標】論理のつながりを意識した文章を書く。対面授業
第10回山田 範子
予習:配付資料を読む
復習:音声言語レッスン
音声言語表現①【目標】発声や発音のコツを掴み、他者に伝わる自分の声を認識する。対面授業
第11回山田 範子
予習:配付資料を読む
復習:音声言語レッスン
音声言語表現②【目標】発声や発音のコツを掴み、他者に伝わる自分の声を認識する。対面授業
第12回山田 範子
予習:配付資料を読む
復習:音声言語レッスン
音声言語表現③【目標】発声や発音のコツを掴み、他者に伝わる自分の声を認識する。対面授業
第13回山田 範子
予習:配付資料を読む
復習:音声言語レッスン
音声言語表現④【目標】発声や発音のコツを掴み、他者に伝わる自分の声を認識する。対面授業
第14回山田 範子
予習:配付資料を読む
復習:音声言語レッスン
音声言語表現⑤【目標】発声や発音のコツを掴み、他者に伝わる自分の声を認識する。対面授業
第15回山田 範子
予習:テキストを読む
復習:練習問題を解く+音声言語レッスン
音声言語表現⑥【目標】発声や発音のコツを掴み、他者に伝わる自分の声を認識する。対面授業
オンデマンド型授業/学外演習/報告会や発表会 授業計画表第7回に記載した内容は、第2回から第6回の期間に受講してください。なお詳細は第1回授業で案内します。
成績評価1(方法・割合・留意事項) 期末レポート40%
成績評価2(方法・割合・留意事項) 課題提出40%
成績評価3(方法・割合・留意事項) 受講態度20%
成績評価のフィードバック 提出課題に対する講評を行います。
留意事項 ☆公衆衛生や自然災害の状況により,対面授業を遠隔授業に変更する場合があります。
○教室でもdotcumpasやロイロノートが確認できるノートPCやタブレット端末を持参すること。
教科書・参考書 教科書:井下千以子(2013)『思考を鍛えるレポート・論文作成法第3版』慶應義塾大学出版会

参考書:山田敏弘(2004)『国語教師が知っておきたい日本語文法』くろしお出版
参考書:山田敏弘(2013)『国語教師が知っておきたい日本語音声・音声言語 改訂版』くろしお出版
事前事後学修の内容 ・練習問題を解く・文章を作成する・音声言語レッスンなどの予習を2時間必要とします。
・練習問題を解く・文章を作成する・音声言語レッスンなどの復習を2時間必要とします。
アクティブ・ラーニングの要素 毎回、グループワーク、ディスカッション、ピア・レスポンスのいずれかを行います。
実務経験の内容  中学校・高等学校国語科教員としての経験を生かし、アカデミック・ライティングの基本を受講者自らが発見できるように配慮します。また、ニュースキャスターの経験から得た具体的な言語技術を指導します。
 第9回は、長年作文指導の研究をされてきた外部講師による講義を予定しています(変更の可能性あり)。
科目ナンバリング HKB_1H21
メールアドレス 5000013628@st.seiryo-u.ac.jp