授業意図 |
インストラクションとは一言でいうと「教示すること」である。教示することとは,知識や方法などを教え示すことである。ある1日を切り取ってみたとき,人に道を尋ねられたときも,美味しいクッキーの作り方を聞かれたときも,教示していることになる。複数の人がコミュニケーションとる場面や,情報伝達の多くのケースにおいて,広い意味で,インストラクションの技を活用できる。実習を通じて,対象と目的を意識したインストラクションの意味を理解し,優秀なインストラクターの質を考える。 |
科目の具体目標 |
・インストラクションのデザイン(計画)の重要性を知る。 ・デザインに必要な要素を知る。 ・実践から,学習者と指導者に必要な姿勢を知る。 ・最終的に,インストラクションの目的を達成するためのよりよい学習者となる。
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履修条件 |
・学外の実習に積極的な姿勢を求める。 ・よりよい学習者になろうとする意欲があると望ましい。
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授業計画表 |
回 | 担当教員/予習・復習 | テーマ | 目標・教科書 |
第1回 | 辰島 裕美 オリエンテーション | 目的と目標 | 最終的な目標「よい学習者になる」ことを理解する |
第2回 | インストラクションの基礎知 | 動機 | インストラクションと「動機」を理解する |
第3回 | 教材の作成Excel | 基本操作の教示 | 自分本位から脱却,受講者本位を目指す |
第4回 | インストラクション相互演習 | Excel教示練習 | お互いのインストラクションを評価して改善 |
第5回 | 実習の概要解説 | | |
第6回 | 実習1 | | |
第7回 | 実習2 | | |
第8回 | 実習3 | | |
第9回 | 実習4 | | |
第10回 | 実習5 | | |
第11回 | 実習6 | | |
第12回 | 自由テーマで教材作成4 | 自由に目標設定 | 総合演習 |
第13回 | インストラクション相互演習2 | 練習 | お互いのインストラクションを評価して改善 |
第14回 | コンクール | インストラクション | 学びを総動員してみる |
第15回 | 総合リフレクション | 計画との差を知る | 振り返って得られたものを整理する |
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成績評価1(方法・割合・留意事項) |
・実習のレポート70% 目的の把握,目標の設定,モチベーションを維持するサポートの認識
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成績評価2(方法・割合・留意事項) |
・最終的なリフレクションレポート30% リフレクションの必要性を理解し,当初のデザインとの差を明らかにして何ができるようになり,何が今後の課題かを記述する
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留意事項 |
・「活動によって何が得られたのか」を毎回記録して積み上げる。 ・学外実習の実施は先方の時間割などにより予定の変更がある。
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教科書・参考書 |
参考書:「パソコン・インストラクター完全マニュアル」 ポール・クロチーア著/海文堂/2006
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メールアドレス |
ytatsushima615@gmail.com |