シラバス参照

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講義名 日本語表現法Ⅱ
(副題) 日本語表現法Ⅱ
開講責任部署 経営実務科
講義開講時期 後期 講義区分 週間授業【対面】
基準単位数 2 時間 0.00
代表曜日 水曜日 代表時限 2時限
校地 本校地
学部 経営実務科
配当年次 1年次
講義日 水/2
単位数 2単位

担当教員
職種氏名所属
専任教員◎ 山田 範子金沢星稜大学女子短期大学部

授業意図  マンガ、アニメ、音楽、映画、占いなどサブカルチャーを効果的に扱い、楽しく力のつく授業を目指す。日本語表現法Ⅰで培った「読むこと」「書くこと」および「話すこと・聞くこと」の能力をさらに高めるため、より高度で複雑な思考力を駆使して、サブカルチャー教材とことばとの接点を探る。
 特に「書くこと」では、他校の生徒と文通し、文章の添削やメッセージの交流を通して、文章作成技術を実践的に磨く。「話すこと・聞くこと」に関しては、担当者のニュースキャスター時代の具体的な経験をいくつか紹介するが、担当者と受講者、あるいは受講者同士のコミュニケーションによって授業を展開する。
 他者の考えをふまえたり、一旦受け入れてから再度自分の考えを構築したりする言語活動を多く取り入れ、社会で活用できる言語能力、すなわち、よく知らない人や異なる考えを持った人たちと互いに調整し高めあうことができる能力を身につけることを目的とする。
科目の具体目標 ・自分の考えを効果的なことばで他者に伝えることができる。
・読み手を意識し、文章の構成や展開を工夫することができる。
・非言語表現からイメージしたことをコミュニケーションに適したことばで表現できる。
・他者の異なる表現の良さを協調的に受け入れ、多角的な視点から自分の表現を見直すことができる。
授業計画表
担当教員/予習・復習テーマ目標・教科書教室
第1回山田 範子
予習:日本語表現法Ⅰの内容確認
復習:交流作文のテーマを考える
オリエンテーション
交流作文①
授業の意図を理解し、概要を把握する。
交流作文のテーマを考える。
対面授業
第2回山田 範子
予習:交流作文のテンプレート作成
復習:小レポート作成
交流作文②果的な交流作文の書式を作成する。
テーマに即し、メッセージを書く。
対面授業
第3回山田 範子
予習:文章作成技術の確認
復習:小レポート作成
交流作文③他校の生徒の文章を添削する。
他校の生徒からの課題に取り組み、文章を作成する。
ペアの生徒にメッセージを書く。
自分の文章を見直す。
対面授業
第4回山田 範子
予習:文章作成技術の確認
復習:小レポート作成
タロット占いと日本語表現タロット占いの結果を解釈した文章を作成し、クラスで交流する。対面授業
第5回山田 範子
予習:文章作成技術の確認
復習:小レポート作成
言語感覚を磨く言葉に敏感になり、何か変だ何か違うという違和感を内省的に解明する。
違和感を自覚して言葉を選ぶことを理解する。
対面授業
第6回山田 範子
予習:文章作成技術の確認
復習:小レポート作成
日本語表現とコミュニケーション高等教育における日本語表現の技術について理解する。オンデマンド型授業
第7回山田 範子
予習:文章作成技術の確認
復習:小レポート作成
映像の中の日本語表現①映像と日本語表現の関係について考察し、効果的な表現方法を探る。対面授業
第8回山田 範子
予習:課題について考察
復習:小レポート作成
映像の中の日本語表現②映像と日本語表現の関係について考察し、効果的な表現方法を探る。対面授業
第9回山田 範子
予習:課題について考察
復習:小レポート作成
映像の中の日本語表現③映像と日本語表現の関係について考察し、効果的な表現方法を探る。対面授業
第10回山田 範子
予習:ストーリーマンガの精読
復習:小レポート作成
ストーリーマンガを読み合う①ストーリーマンガを読み、クラス全員で解釈を交流する。
交流を通して、自分の読みを深める。
対面授業
第11回山田 範子
予習:ストーリーマンガの精読
復習:小レポート作成
ストーリーマンガを読み合う②ストーリーマンガを読み、クラス全員で解釈を交流する。
交流を通して、自分の読みを深める。
対面授業
第12回山田 範子
予習:ストーリーマンガの精読
復習:小レポート作成
ストーリーマンガを読み合う③ストーリーマンガを読み、クラス全員で解釈を交流する。
交流を通して、自分の読みを深める。
対面授業
第13回山田 範子
予習:課題について考察
復習:小レポート作成
看図作文一枚の絵から想像を膨らませ、まとまった文章を作成する。
非言語表現からイメージしたことをことばで効果的に表現し、「書くこと」の能力を高める。
対面授業
第14回山田 範子
予習:課題について考察
復習:小レポート作成
イメージをことばにする協同学習①非言語表現を言語化する過程を経て、グループで一つのストーリーを創作する。対面授業
第15回山田 範子
予習:発表準備
復習:本講義から得た知識や技術の整理
イメージをことばにする協同学習②創作したストーリーを発表する。対面授業
オンデマンド型授業/学外演習/報告会や発表会 授業計画表第6回に記載した内容は、第2回から第7回の期間に受講してください。なお詳細は第1回授業で案内します。
成績評価1(方法・割合・留意事項) 期末レポート50%
成績評価2(方法・割合・留意事項) 小レポート30%
成績評価3(方法・割合・留意事項) ディスカッションへの参加状況20%
成績評価のフィードバック 小レポートを添削し、返却します。
留意事項 ・毎回ワークシートを配布しますので、プリント類をとじるファイルを準備してください。
・受講者の状況に応じてシラバスを変更する可能性があります。
教科書・参考書 教科書:使用しません。プリントなどの資料を配布します。

参考書:
杉藤美代子・森山卓郎(2007)『音読・朗読入門-日本語をもっと味わうための基礎知識』岩波書店
河野哲也(2002)『レポート・論文の書き方入門』慶應義塾大学出版会
事前事後学修の内容 ・作品の精読、課題を考察するための予習を2時間必要とします。
・授業内で交流した他者の解釈をふりかえり、他者の解釈の根拠を正確につかみ、再度自分の解釈に落とし込む復習を2時間必要とします。
アクティブ・ラーニングの要素 ・グループワーク、ピア・レスポンス、ディスカッションを組み合わせた問題解決型学習を行います。
実務経験の内容 中学校・高等学校国語科教員としての経験とニュースキャスターの経験から得た具体的な言語技術を紹介します。
長年、国語教育を研究されてきた富山大学名誉教授の米田猛先生をお招きし、ご講演いただく回があります。「言語感覚を磨く」とはどのようなことなのか具体的にお話いただき、将来にわたって言語感覚を磨きつづけ、適切な言葉を用いて人間関係の調和をとっていく力を身につけることを目指します。
メールアドレス 5000013628@st.seiryo-u.ac.jp