シラバス参照

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講義名 経営実務Ⅱ[AB]
(副題)
開講責任部署 経営実務科
講義開講時期 後期 講義区分 週間授業【対面】
基準単位数 2 時間 30.00
代表曜日 金曜日 代表時限 3時限
校地 本校地
学部 経営実務科
配当年次 1年次
講義日 金/3
単位数 2単位

担当教員
職種氏名所属
専任教員◎ 辰巳 佳彦金沢星稜大学女子短期大学部

授業意図  経営実務Ⅰで学んだ知識やビジネスマナー、経営学Ⅰや後期より始まった経営学系科目で学んだ理論をビジネスの現場で実践してもらいます。
 また、コミュニケーション能力やいわゆる対人スキルも身につく活動を行う講義となっています。これらの経験を経て社会に出てから必要となるさまざまな実践力を育みます。
 学内で企画を考えるだけでなく、実際の生産工程にも関わり、ものづくりについての現場、生産工程についての要素も学びます。ただ面白そうなことを考えて発表するのではなく、ものづくりにおける川上から川下まで体験することにより、身の回りのさまざまなモノがさまざまな工程を経て自分のところにやってきているということを実感することができるでしょう。
 個人での作業中心の通常型の講義と異なり、グループでの活動もともないますし、社会の現場に出て学生ではなく「社会人」として認識されるような活動もともないます。本講義を履修することにより、座学だけでは身につくことのできない体験に理論を重ねて物事を考える能力が身につくことを期待します。
科目の具体目標 ・経営学的知識を社会の現場で活かすことができる
・自身が経験した内容ことをまとめられ、その内容を他者と共有することができる
・ビジネスの現場で活躍できるような力(コミュニケーション能力・協調性・話し方など)を修得し、社会人として働く将来を想像できる
・学生ではなく社会人としてのマナー(基本的マナー・ビジネスマナー)を実践することができる
・商品(サービス)が提供されるまでにさまざまな工程があることを知る


(本講義と関連するディプロマ・ポリシー)
・社会人として求められる将来への意欲と、責任感、・協調性が身についている
・大人の女性としての感性、教養、マナーが身についている
・組織人としての問題発見・対応力、コミュニケーション力が身についている
・職業人として必要とされる、基礎的な知識および実務能力が身についている
履修条件 経営実務Ⅰを履修し単位を得ていることが望ましい。また、ビジネス実務マナー検定3級を取得していることが望ましい。
留意事項についても必ず参照しておくこと。
授業計画表
担当教員/予習・復習テーマ目標・教科書教室
第1回(予習)シラバスの確認と本講義における行動計画を考える(3時間)
(復習)講義で配布した資料を読む(1時間)
経営実務Ⅱで学ぶ内容本講義で学ぶことや、やらなくてはいけないことを理解する対面授業
第2回(予習)企画とはなにか考えそれを具体化するためにはどうすればいいか考える(2時間)
(復習)講義で配布した資料の再確認と前回小レポートの内容確認(2時間)
PlanningしProduct(商品・製品・サービス・こと)にするためのプロセスについてただ自分がやりたいの精神ではなく、なぜやりたいか、そしてそれにはどんな必要性があるのか考えることができる対面授業
第3回(予習)プレゼンテーションとはなにか、なにをすべきか考える(2時間)
(復習)講義で配布した資料の再確認と前回小レポートの内容確認(2時間)
プレゼンテーションについてプレゼンテーションの方法、やりかたを学び今後の本講義での活動やそのほか短大生活でも有益なスキルとして活用していくことができる対面授業
第4回(予習)企画書とはどのようなもの、存在なのか調べる(2時間)
(復習)講義で配布した資料の再確認と前回小レポートの内容確認(2時間)
企画書について企画書の作成方法を学び、自分で企画書の作成をおこなうことができる対面授業
第5回(予習)企画書とプレゼンテーションを関連させた提案方法を考える(2時間)
(復習)講義で配布した資料の再確認と前回小レポートの内容確認(2時間)
企画書とプレゼンテーション①どのような理由で企画を考案しなければならないか考え、具体的に行動(資料作成、調査など)に移せる対面授業
第6回(予習)企画書とプレゼンテーションを関連させた提案方法を考える(2時間)
(復習)講義で配布した資料の再確認と前回小レポートの内容確認(2時間)
企画書とプレゼンテーション②どのような理由で企画を考案しなければならないか考え、具体的に行動(資料作成、調査など)に移せる対面授業
第7回(予習)企画書とプレゼンテーションの準備をする(2時間)
(復習)他者からのアドバイスや指摘された内容を修正する(2時間)
プレゼンテーションの実施と企画書の発表①具体的に企画書、プレゼンテーション資料を作成し、プレゼンを行うことができる対面授業
第8回(予習)企画書とプレゼンテーションの準備をする(2時間)
(復習)他者からのアドバイスや指摘された内容を修正する(2時間)
プレゼンテーションの実施と企画書の発表②具体的に企画書、プレゼンテーション資料を作成し、プレゼンを行うことができる対面授業
第9回(予習)自身がされたアドバイスや指摘に加えてほかの学生が言われていた内容についても理解を深める(2時間)
(復習)講義で配布した資料の確認と前々回小レポートの内容確認(2時間)
これまでの振り返りと今後の講義について作成したプレゼンテーション資料について改善点を考え、今後の短大生活や社会人になったときにどう生かしていくべきか考えることができる対面授業
第10回(予習)工場作業(生産管理、QCなど)について考える(2時間)
(復習)生産現場で抱いた印象をまとめることができる(2時間)
学外実践①座学や学内での活動と実際の社会の現場で必要とされる能力について考え、今後どのような学生生活を送るべきか考えることができる学外演習
第11回(予習)工場作業(生産管理、QCなど)について考える(2時間)
(復習)生産現場で抱いた印象をまとめることができる(2時間)
学外実践②座学や学内での活動と実際の社会の現場で必要とされる能力について考え、今後どのような学生生活を送るべきか考えることができる学外演習
第12回(予習)学外実践を含めたこれまでの講義を振り返りまとめることができる(2時間)
(復習)客観的に自分たちの活動を評価し改善案を考え、より良くなった新たな企画を考えることができる(2時間)
活動の評価と次へのアクション自分たちのこれまでの活動を振り返り互いに評価しあうことによってより良い方向へ企画を進めていく方法を考えることができる対面授業
第13回(予習)これまで学んだ知識や活動を活かしたオリジナルの企画を構想し具体化する(2時間)
(復習)他者からの評価を踏まえ、さらに良い企画とする方法を考える(2時間)
オリジナル企画の発表①これまでの知識や経験を活かした、オリジナルの企画を考え発表し、具体的に行動に移せる対面授業
第14回(予習)これまで学んだ知識や活動を活かしたオリジナルの企画を構想し具体化する(2時間)
(復習)他者からの評価を踏まえ、さらに良い企画とする方法を考える(2時間)
オリジナル企画の発表②これまでの知識や経験を活かした、オリジナルの企画を考え発表し、具体的に行動に移せる対面授業
第15回(予習)これまでの活動を振り返る(2時間)
(復習)社会人となったときにどういったところで学んだ内容が活かせるか考える(2時間)
経営実務Ⅱのまとめこれまでのすべての活動を振り返り、自分の今後のキャリアにおいてどういった形で活かすことができるか分かる対面授業
オンデマンド型授業/学外演習/報告会や発表会 製造工程を体験するための学外演習を予定している。
また、企画の発表会も実施する。
成績評価1(方法・割合・留意事項) 発表会およびそれまでの活動態度:30点
振り返り小レポート:30点
活動報告書:40点
成績評価のフィードバック  資料作成中にそれぞれ評価を行う。また、発表会後にはそれまでの取り組みや発表内容、資料についての講評を行う。
 毎回の小レポートの内容に関しては毎回確認し、公表したい記述内容があった場合は講義の冒頭に匿名で紹介させてもらう場合があります。
留意事項  1年次前期開講の経営実務Ⅰを履修し単位を修得しており、ビジネスマナー検定3級以上を取得していることが望ましいです。そのほかのビジネス系の資格も取得していることが望ましいですが絶対条件ではありません。
 基本的に毎回の講義で資料を配布します。講義に沿ってただ中身を見ていくだけではなく、講義中に説明した内容は補足メモしたりマーキングしたりするなどを必ず行ってください。
参考書を参照しておくと、より本講義への理解が深まると同時に理論と実践を連結させて考える能力がより高くなるでしょう。
 本講義に関心が高い場合は、1年次後期より開講される経営学Ⅱ、人的資源管理論、流通業界研究も同時に履修することにより、理論に関してのより深い知識と応用に向けた理解が深まるでしょう。また、2年次に開講される経営実務Ⅲや経営実務Ⅳとも関連する科目です。必須ではありませんが2年次にこれらの科目を履修したい場合は本講義を履修するとよりスムーズにこれらの講義の中身を学ぶことができるでしょう。
 本講義は外部とのかかわりがあり、誠実な態度やマナーが強く求められます。また、人前に立ち誠実な態度で発表やディスカッションを行ってもらう必要が強く求められるため、各講義では態度やマナーについては厳しく注意しますし、評価につながることに留意してください。誠実な態度やマナーが身についている、もしくは身につけたいと思っている場合は履修を推奨しますが、身についてもいないし身につけたいとも思っていない場合の履修は控えてください
教科書・参考書 参考書①:西川英彦ほか(2020)『1からの商品企画』碩学舎。
参考書②:佐藤義典(2018)『実戦 商品開発マーケティング戦略』日本能率協会マネジメントセンター。
参考書③:和田憲一郎(2014)『成功する新商品開発プロジェクトのすすめ方』同文館出版株式会社。
事前事後学修の内容  教科書を読むというような一般的な事前事後の学習ではなく、「考える」「具体化する」という作業や頭を使う作業が多く求められます。クリエイティブな企画やプレゼン、活動となるように工夫し事前事後の学習を行ってください。
アクティブ・ラーニングの要素  毎回の小レポートでは、反省点や自分の考えたこと、考察を含む感想を記述してもらいます。内容に関しては毎回確認し、公表したい記述内容があった場合は講義の冒頭に匿名で紹介させてもらう場合があります。
 講義中は個人やグループで活動してもらうことが多くなります。ただ座学で講義を受けるというよりも自ら進んでアクティブに活動し学んでいく必要が高い講義です。
 誰かに任せる、自分からは行動しないといった他力本願の精神で本講義を履修すると自分自身が苦労するので注意してください。ただし、そういった精神から成長できるようになりたいと思っている場合の履修は大歓迎です。
実務経験の内容 民間企業、団体にて、企画職、営業職、製造開発職、広報職の経験があります。
各現場で求められた経営学やマーケティング、広報に関する能力については、可能な限り紹介していきます。
科目ナンバリング TBD_2D21
メールアドレス ytatsumi@seiryo-u.ac.jp