シラバス参照

印刷
講義名 マーケティング論Ⅱ
(副題)
開講責任部署 経営実務科
講義開講時期 前期 講義区分 週間授業【対面】
基準単位数 2 時間 30.00
代表曜日 水曜日 代表時限 1時限
校地 本校地
学部 経営実務科
配当年次 2年次
講義日 水/1
単位数 2単位

担当教員
職種氏名所属
専任教員◎ 辰巳 佳彦金沢星稜大学女子短期大学部

授業意図  現代社会においてはスマートフォンやインターネットなど、自分自身の生活や人生においてデジタルな存在はなくてはならない存在となっています。これはマーケティングに関する考え方も同様です。現代の様相に応じたマーケティング活動や現代的意義が加味された理論の追求が求められています。
 そこで本講義では、マーケティング論Ⅰで学んだマーケティングに関する一般的な基礎知識を応用、発展させた「デジタルマーケティング」について学修し、マーケティングに関する理解と知識をさらに深めます。
 また、本講義は1年次後期に開講されているマーケティング論Ⅰの知識を前提としています。マーケティング論Ⅰを履修せずにマーケティング論Ⅱからマーケティングを学ぶ意思は尊重しますが、前提知識に差があることは認識しておいてください。
科目の具体目標 ・デジタルマーケティングに関する基礎的な知識や概念を理解する
・デジタルマーケティングに関する知識や理論を実生活(アルバイトや組織の運営など)においても活用することを考えることができる。もしくはデジタルマーケティングの知識を実際に(アルバイトや組織の運営)応用することができる
・実生活での経験を講義で学んだ理論や知識と繋げて考えることができる
・ケーススタディを通じて社会人となったときにビジネスの現場でも問題解決、応用していくことができるような理論や知識を修得する

(本講義と関連するディプロマ・ポリシー)
・組織人としての問題発見・対応力、コミュニケーション力が身についている。
・職業人として必要とされる、基礎的な知識および実務能力が身についている。
履修条件 マーケティング論Ⅰを履修し、単位を修得していることが望ましい。
またそのほかの経営学系科目も履修した、もしくは同時に履修していることが望ましい。
授業計画表
担当教員/予習・復習テーマ目標・教科書教室
第1回(予習)シラバスの確認と教科書全体に目を通す(3時間)
(復習)講義で配布した資料を読む(1時間)
ガイダンスと基礎知識の振り返りおよびマーケティング論Ⅱで学ぶ内容マーケティング論Ⅱで学ぶことを理解し、どのような知識を修得したいか考えることができる
教科書:全内容
参考書:全内容
対面授業
第2回(予習)教科書3ページ~18ページを熟読する(2時間)
(復習)講義で配布した資料の確認と前回小レポートの内容確認(2時間)
デジタルマーケティングとはなにか(事例:Amazon)デジタルマーケティングとはなにか考えることができる
教科書:3ページ~18ページ
参考書:1ページ~38ページ
対面授業
第3回(予習)教科書19ページ~34ページを熟読する(2時間)
(復習)講義で配布した資料の確認と前回小レポートの内容確認(2時間)
デジタルリテラシーとカスタマージャーニー(事例:食べログ)デジタル化による消費行動の変化や、デジタルな情報を適切に判断するためのリテラシーが求められることを理解することができる
教科書:19ページ~34ページ
参考書:なし
対面授業
第4回(予習)教科書35ページ~48ページを熟読する(2時間)
(復習)講義で配布した資料の確認と前回小レポートの内容確認(2時間)
デジタル社会のビジネスモデル(事例:メルカリ)プラットフォームビジネスがデジタル社会における重要なビジネスであると理解することができる
教科書:35ページ~48ページ
参考書:なし
対面授業
第5回(予習)教科書49ページ~63ページを熟読する(2時間)
(復習)講義で配布した資料の確認と前回小レポートの内容確認(2時間)
デジタル社会におけるマーケティングミックス(事例:無印良品)従来のマーケティングに関する考え方からの変化を理解することができる
教科書:49ページ~63ページ
参考書:なし
対面授業
第6回(予習)教科書67ページ~80ページを熟読する(2時間)
(復習)講義で配布した資料の確認と前回小レポートの内容確認(2時間)
製品戦略(事例:アップル)デジタルマーケティングにおける製品戦略(政策)を理解することができる
教科書:67ページ~80ページ
参考書:なし
対面授業
第7回(予習)教科書109ページ~122ページを熟読する(2時間)
(復習)講義で配布した資料の確認と中間レポートの内容確認(2時間)
価格戦略(事例:Airbnbエアビーアンドビー)デジタルマーケティングにおける価格戦略(政策)を理解することができる
教科書:109ページ~122ページ
参考書:58ページ~74ページ
対面授業
第8回(予習)教科書全体に目を通す(1時間)
(復習)講義で配布した資料の確認と中間レポート①の作成(3時間)
実践的デジタルマーケティングデジタルマーケティングを実践していくためにはどうすればいいか、どのような能力が必要となるのか理解することができる
教科書:なし
参考書:なし
オンデマンド型授業
第9回(予習)教科書123ページ~137ページを熟読する(2時間)
(復習)講義で配布した資料の確認と前回小レポートの内容確認(2時間)
流通(チャネル)戦略(事例:ユニクロ)デジタルマーケティングにおける流通戦略(政策)を理解することができる
教科書:123ページ~137ページ
参考書:22ページ~38ページ、96ページ~117ページ
対面授業
第10回(予習)教科書153ページ~168ページを熟読する(2時間)
(復習)講義で配布した資料の確認と前回小レポートの内容確認(2時間)
プロモーション戦略(事例:ローソンクルー♪あきこちゃん)デジタルマーケティングにおけるプロモーション戦略(政策)を理解することができる
教科書:153ページ~168ページ
参考書:158ページ~176ページ
対面授業
第11回(予習)教科書201ページ~214ページを熟読する(2時間)
(復習)講義で配布した資料の確認と前回小レポートの内容確認(2時間)
デジタル社会のロジスティクス(事例:ヤマト運輸)情報化社会における物流(ロジスティクス)の変化を理解する
教科書:201ページ~214ページ
参考書:22ページ~38ページ
対面授業
第12回(予習)SEOについて調べ、Webサイトとデジタルマーケティングの関連性を考える(2時間)
(復習)講義で配布した資料の確認と前回小レポートの内容確認(2時間)
SEOとWebサイトに関するデジタルマーケティング日常的に利用しているGoogleなどの検索エンジンを利用している側ではなく、される側やWebサイトを見られる側になった場合のマーケティング手法としてデジタルマーケティングがどう活かせるか考えることができる
教科書:なし
参考書:76~94、118ページ~134ページ
対面授業
第13回(予習)スマートフォンとデジタルマーケティングの関連性を考える(2時間)
(復習)講義で配布した資料の確認と前回小レポートの内容確認(2時間)
スマートフォンの中のデジタルマーケティング(SNS・アプリなど)生活の一部と化しているSNSやそのアプリがデジタルマーケティングのツールとしても利用されていることを知る
教科書:なし
参考書:96ページ~116ページ、136ページ~156ページ、230ページ~247ページ
対面授業
第14回(予習)有名芸能人(アイドル、アーティストなど)はどうやって人気になっていったのかをデジタルマーケティング視点で考える(2時間)
(復習)講義で配布した資料の確認と前回小レポートの内容確認(2時間)
エンターテイメント(音楽)業界のデジタルマーケティングエンターテイメント(音楽)業界におけるデジタルマーケティング活動について知る
教科書:なし
参考書:118ページ~227ページ
対面授業
第15回(予習)これまで配布した資料の確認と各講義にて確認した教科書の内容確認(2時間)
(復習)期末課題レポートの作成構想(2時間)
マーケティング論Ⅱのまとめデジタルマーケティングの概要を理解し、用語や定義を事例理解することができる
教科書:なし
参考書:なし
対面授業
オンデマンド型授業/学外演習/報告会や発表会 第8講の内容を指定した期間に視聴し、中間レポート①を提出してもらう。
視聴時期やレポートの内容については、視聴開始日前の講義の際に説明する。
成績評価1(方法・割合・留意事項) 期末課題レポート:50点
中間レポート①②:20点
※中間レポート②については、第10講にて指示するテーマでレポートを作成し期日までに提出すること
小レポート:30点
成績評価のフィードバック 毎回の講義冒頭にて前回の小レポートの内容を一部取り上げ、解説、補足などを行う。
留意事項  1年次後期に開講されるマーケティング論Ⅰを履修していることが望ましいです。履修していない場合であっても本講義は履修可能ですが、マーケティング論Ⅰの内容を前提として講義を進めるため、自主的にマーケティング論Ⅰの内容を学ぶことが求められます。
 基本的に毎回の講義で資料を配布します。講義に沿ってただ中身を見ていくだけではなく、講義中に説明した内容は補足メモ、マーキングなどを必ず行ってください。
 マーケティングや経営学への興味が強い場合には、ほかの経営学系科目も履修すると経営学への知見や理解がより深まります。
教科書・参考書 教科書:西川英彦ほか(2021)『1からのデジタル・マーケティング』碩学舎。
参考書:押切孝雄(2017)『初めてでもよくわかる!デジタルマーケティング集中講義』株式会社マイナビ出版。
事前事後学修の内容  予習としてほぼ毎回教科書の内容を熟読するよう指示しています。毎回の内容を理解できなくても構いませんが、分からないことがあれば参考書や図書館などを活用し調べる癖をつけてください。予習では内容が理解できればもちろんベストですが、内容を理解するというよりも、なんとなくなイメージを持ってもらうだけで構いません。
 復習として配布資料の再確認と小レポートの確認を指示しています。講義時にメモした内容や重要部分として指示された教科書の該当箇所を再度確認し、理解できなかった部分や興味を持った部分がある場合は、教科書、参考書、図書館を活用するなどして調べてみることも積極的に行ってください。
アクティブ・ラーニングの要素  毎回の小レポートでは、講義の内容の理解度を確認し、自身の理解した内容もしくは理解できなかった内容について記述してもらいます。記述内容に関しては毎回内容を確認し、公表したい記述内容があった場合は、講義の冒頭に匿名で紹介させてもらいます。
 講義中に、グループディスカッションをしてもらう時間を可能な限り設けます。その際には積極的に協力、発言してください。
実務経験の内容 民間企業、団体にて、企画職、営業職、製造開発職、広報職の経験があります。
各現場で求められた経営学やマーケティング、広報、商品企画・開発に関する能力については、可能な限り紹介していきます。
科目ナンバリング TBD_3A21
メールアドレス ytatsumi@seiryo-u.ac.jp